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官名の特例

武家官位では、「〜守」「〜頭」等の官名名乗りは官位とはされず、叙爵された者が称しているものとされた。ただし、この官名名乗りにおいても幕府の許可が必要であり、一部の官名に特例を設けるなどして大名統制に利用している。具体的には次のとおり。

同姓同官名の禁止
混乱を避けるため
松平姓の国持大名による領国名優先使用
加賀前田家(幕府より松平姓を賜る)の加賀守、福井松平家の越前守など
大藩の国持大名による領国名優先使用
仙台伊達家の陸奥守、薩摩島津家の薩摩守、福岡黒田家の筑前守、佐賀鍋島家の肥前守[3]など。この他幕府創成期には毛利秀就の長門守、浅野光晟の安芸守などの例もあったが、これらの家では後に侍従が極官となっている。
大廊下、大広間詰め大名以外の老中と同一名乗り禁止
老中昇進時に同名乗りの大名及び配下の幕府役人は遷任
国持大名以外の領国名使用
肥前の松浦氏(肥前守、他には壱岐守)、信濃の真田氏(信濃守、他には伊豆守)、対馬の宗氏(対馬守)等は例外として許可
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三河守(津山松平家のみ可)や武蔵守や山城守(慶応3年3月25日より)の禁止
幕府と朝廷をはばかる。
治部少輔(石田三成)や尾張守(陶隆房、松田憲秀)の忌避
不吉なはずの上野介はなぜか多くの大名や旗本が次々と名乗り、本多・堀田・吉良・小栗などが不幸な末路になっているのは不思議と言える。また、日向守(明智光秀)は水野勝成「鬼日向」の子孫である結城藩水野氏や越前松平家の分家である糸魚川藩松平氏が代々使用しており、特に忌諱された形跡はない。
右衛門尉(増田長盛)は東西両陣営に日和見、右兵衛尉(山県昌景)は実兄を密告し栄達、右衛門佐(松永久通)は親子で天下人に二度も謀反のうえ自害という理由で避けられた
しかし、左兵衛尉(浅井久政・小山田信茂など、判断を誤り予期せぬ最期を遂げた)、左衛門督(朝倉義景・小早川秀秋など、家を潰した)、左衛門佐(真田幸村=信繁、大坂の陣で徳川幕府に敵対)などが特に悪い印象を持たれず、水戸徳川、庄内酒井、喜連川(足利)、吉良、遠山などに使用された理由は不明であり基準がよくわからない。

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2009年05月30日 13:08に投稿されたエントリーのページです。

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